忠恩寺山門

往時の姿を伝える忠恩寺山門
種別 | 市・有・建造物 |
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時代 | 江戸時代 |
員数 | 1棟 |
法量 | 桁行7.5メートル、梁間4.25メートル |
所在地 | 白岡市高岩 |
指定年月日 | 昭和55年11月1日 |
所有者 (管理者) |
忠恩寺 |
備考 | なし |
忠恩寺は、鴻巣市勝願寺の末寺で、天喜2(1054)年渋江兼重の開基という。室町時代には、岩付(槻)城の太田資正の庇護をうけ、門前の住人の人足棟別役(にんそくむなべつやく=家屋税)を免除されている。残念ながら指定の山門を残して建物は焼失し、往時をしのぶものは残されていない。
門は、朱塗りの八脚門で、かつては、萱葺きながら二層構造を持つ堂々たるものであったものと思われるが、数度の修理を経て縮小され、現在の入母屋造りの瓦葺となったという。軒下の三手先の斗形(ますがた)や頑丈そうな軒桁(のきげた)、長押(なげし)など随所に往時の仁王門の威容が髣髴される。両脇の格子戸の中には1対の金剛力士像が安置されていたというが、現在は失われている。正面柱間は3.0メートル、両脇は2.25メートルを測る。
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更新日:2023年01月31日