円空作菩薩形坐像

更新日:2023年01月31日

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頭部にびゃくえを被り、衲衣を通肩に纏い蓮台上に座って口元は優しく微笑んでいる小像円空仏の写真

微笑をたたえる小さな円空仏

円空作菩薩形坐像の詳細
種別 市・有・彫刻
時代 江戸時代
員数 1躯
法量 高さ11.4センチメートル、幅4.5センチメートル
所在地 白岡市太田新井
指定年月日 昭和55年11月1日
所有者
(管理者)
安楽寺
備考 なし

 頭部に白衣(びゃくえ)を被り、規則正しく衣文の刻まれた衲衣を通肩にまとい蓮台上に坐す小像である。背面中央には、3本の衣文線が斜めに刻まれる。安楽寺須弥壇(しゅみだん)から発見されたものである。手入れの行き届いた漆黒の木肌から慈愛に満ちたぬくもりを感じる。よくなでられ、顔面の彫りにも磨耗が認められるが、口元には優しい笑みをたたえ、円空仏の特徴の一つである「微笑み」がよく現れている。

 蓮田、白岡、宮代周辺に良く似た小像がいくつか知られるが、仕上がり、保存状態とも本像が秀逸であろう。

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