サクラの外来害虫「クビアカツヤカミキリ」について

更新日:2023年01月31日

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 埼玉県では、特定外来種に指定されたクビアカツヤカミキリによるサクラの被害が確認されております。
 県内では、被害の拡大・広域化が懸念されておりますので、次のような症状を発見した際には、環境課までご連絡ください。
 また、クビアカツヤカミキリの詳細につきましては、下記のホームページをご参照ください。

特徴

  • 成虫の体長は25ミリメートル ~ 40ミリメートル程度。
  • サクラ、ウメ、モモ等の主にバラ科の樹木に寄生する。
  • 全体は光沢のある黒色で、クビ(前胸背板)が赤い。
  • オス(図1)の触角は体長より長く、メス(図2)の触角は体長よりも短い。
  • 幼虫(図3)は、樹木の生木を摂食し、樹体内で2~3年かけて成長し、蛹となる。
  • 蛹は6月中旬から8月上旬に成虫となり、樹体の外に出る。
  • 幼虫の活動期は、春から秋にかけてであり、この間にフラス(フンと木屑が混ざったもの)(図4)が排出される。
  • 樹体に幼虫が侵入すると、樹の根元などにフラスがばら撒かれる(図5)
  • 樹体には、フラス排出孔が認められる。(図6)
  • 一匹の幼虫による樹体の摂食範囲はかなり広く(図7)、被害は心材にまで至る。(図8)
  • 一本の樹体に複数個体の幼虫が侵入・羽化すると、樹体が枯死することがある。(図9)。
クビアカツヤカミキリのオスの成虫の写真

図1 成虫(オス)

クビアカツヤカミキリのメスの成虫の写真

図2 成虫(メス)

クビアカツヤカミキリの幼虫の写真

図3 幼虫

クビアカツヤカミキリのフラスの写真

図4 フラス

木の根元にばらまかれているフラスの写真

図5 ばら撒かれたフラス

木に引っ付ているフラスの写真

図6 フラス排出孔

木の奥まで摂食されたさくらの木の写真

図7 心材まで摂食されたサクラ

摂食されたさくらの木の断面の写真

図8 摂食された樹体断片

一本のさくらの木が摂食によって枯死した写真

図9 枯死したサクラと排出孔

(補足)図1~図9の写真については、埼玉県環境科学国際センターの提供によるものです。

クビアカツヤカミキリを発見したら

クビアカツヤカミキリの幼虫や成虫を発見した場合には、分散を防ぐため、その場で捕殺していただくとともに、環境課までご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課環境衛生担当
〒349-0292
埼玉県白岡市千駄野432番地(市役所2階)
電話:0480-92-1111(内線282・283)
0480-31-8409(直通)
メール:kankyou@city.shiraoka.lg.jp
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