水道水の有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の検査結果について

更新日:2024年09月13日

ページID : 8064

市内における水道水の安全性を確認するため、有機フッ素化合物(PFAS:ピーファス)の一種、PFOS及びPFOAの水質検査を実施しています。PFOS及びPFOAは、令和2年4月1日に国が「水質管理目標設定項目」として位置づけ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの量の和として50ng/L以下」となっています。

※1ng/L(ナノグラム・パー比較画像・リットル)

水1リットル中、10億分の1グラム。

東京ドーム1つ分の容積の水(120万立方メートル)に1.2gが含まれているときの濃度

 

 

 

 

 

 

令和6年度の検査結果について

令和6年6月に各浄水場・配水場の管末で採水を行い、PFOS及びPFOAの水質検査を実施しましたが、全ての地点で国が定める暫定目標値(50ng/L)以下でした。

令和6年度水質検査結果一覧(PFOS及びPFOA)(PDFファイル:219.1KB)

 

PFOS及びPFOAについて

PFASとは

 

性状など

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。具体的には、PFOS については、半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに、PFOA については、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに主に使われてきました。

PFOS、PFOA には、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、現時点では北極圏なども含め世界中に広く残留しています。そして、仮に環境への排出が 継続する場合には、分解が遅いために地球規模で環境中にさらに蓄積されていきます。 環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

人の健康への影響

PFOS、PFOA は、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。
そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。

国内において、PFOS、PFOA の摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりませんが、環境省は内閣府食品安全委員会が行った食品健康影響評価の結果等を踏まえ、最新の科学的知見に基づき、PFOS、PFOA の暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めています。


出典:PFOS、PFOA に関するQ&A集 2024年8月時点
(環境省 PFASに対する総合戦略検討専門家会議)

参考リンク(環境省)

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道課管理担当
〒349-0213
埼玉県白岡市高岩2211番地(高岩浄水場)
電話:0480-92-1645
メール:jyougesuidou@city.shiraoka.lg.jp
お問い合わせフォームはこちら