水道料金の改定等に関する答申書が提出されました。
水道料金の改定等に関する答申書が提出されました。
令和8年4月に予定される県水(県から購入する水道水)の値上げなどに対応するため、白岡市は、令和7年2月13日に学識経験者や公募などにより構成された「上下水道事業審議会」に対し、「水道料金の適正化について」諮問しました。
上下水道事業審議会では、計6回の審議会を経て、令和7年10月7日に白岡市長に答申書を提出しましたので、審議結果についてお知らせします。
右から藤井市長、青木会長、佐藤副会長
水道料金の適正化に関する答申書 (PDFファイル: 1.3MB)
答申の主な内容
1. 水道料金は、令和8年4月から改定率14.5%の引き上げが妥当
改定後の料金体系(料金表)案(2か月につき、税抜き)
2. 口径30mm以上の給水加入金は、近隣市の加入金を参考に引き下げるのが妥当
改定後の給水加入金案(税抜き)
3. 市民生活に配慮した支援策を検討されたい。
料金改定の背景について
料金改定の必要性について
現在、白岡市水道事業では以下のような様々な課題に直面しています。
1. 令和8年4月から、県水の料金が21%値上げされ、県水受水費(購入費用)が年間6,000~6,500万円増加します。
2. 令和6年度までに実施していた浄水場設備更新により減価償却費が年間約5,000万円増加します。
3. コロナ禍や世界情勢の不安定化などを発端とした物価上昇が進んでいます。
4. 令和5年度以降人口が減少し始め、今後更なる水道水の使用量減少が見込まれます。
5. 管渠の老朽化に伴う事故を未然に防ぐには、適切で計画的な更新が不可欠です。
これらの課題は、放置すれば経営が赤字化して業務継続が困難になるだけでなく、管渠の破損や漏水、断水などの大きな事故につながる可能性があります。経営悪化や水道管の事故を未然に防ぐためには、適正な水準の料金収入を確保する必要があります。
審議会での主な意見
審議会では、経営の観点からの意見、市民に寄り添う意見など様々な意見が交わされ、最終的に、適正な料金改定率は14.5%という結果が得られました。
給水加入金改定の背景について
給水加入金改定の背景について
新規の水道使用開始時に支払う給水加入金について、特に大口径の料金が、近隣市や県内平均に比べて高いことから、給水加入金の適正化についても審議を行いました。
審議会での主な意見
市民生活に配慮した支援策
審議会での市民生活に配慮した支援策などを、市の政策として検討するべきとの意見などを受け、白岡市では、市民生活に配慮した支援策をとして、令和7年9月~10月に検針する水道料金を税込1,100円引きにいたします。
※お客様からのお手続きは必要ありません。
※検針票や納入通知書に記載された金額は、既に減額された金額になっています。
※下水道料金や農業集落排水使用料の減額はありません。
審議会会議録等
第1回(令和6年12月23日開催)
審議資料_適正な水道料金水準の検討に係る審議の進め方について (PDFファイル: 370.2KB)
第2回(令和7年2月13日開催)
審議資料_水道の使用状況等と料金改定水準の考え方について (PDFファイル: 843.9KB)
第3回(令和7年4月15日開催)
審議資料1_給水加入金の改定案について (PDFファイル: 387.0KB)
審議資料2_水道事業の経営改善策と料金改定水準(案)について (PDFファイル: 1.2MB)
第4回(令和7年5月28日開催)
審議資料_水道料金の現状と料金改定水準(案)について (PDFファイル: 946.3KB)
第5回(令和7年7月17日開催)
審議資料_水道料金体系の現状と料金体系(案)について (PDFファイル: 1.1MB)
第6回(令和7年8月19日開催)
審議資料_答申書(案) (PDFファイル: 905.8KB)
料金改定(案)の上下水道料金シミュレーション
この記事に関するお問い合わせ先
経営課経営担当
〒349-0213 埼玉県白岡市高岩2211番地(高岩浄水場)
電話:0480-92-1304
メール:keiei@city.shiraoka.lg.jp
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更新日:2025年10月08日