受付日 令和4年8月15日 「市長への手紙」の内容と回答 / クールシェアスポット設置のお願い

更新日:2023年08月16日

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クールシェアスポット設置のお願い

毎年夏の猛暑期は、おもに日中にエアコンの使用量が急増して電力逼迫の恐れが生じますが、加えて今年は、電気代の高騰によりエアコンの使用を控え、熱中症を起こす人が多く見られるようです。

これらの問題の緩和策として、クールシェアスポットという場所を設置するという方法があります。

クールシェアスポットは、節電をおもな目的として複数の人が集まる空調が効いた場所のことで、家族や友人が個人宅に集まったり、さまざまな人が商業施設や公共施設を利用するといったことがあります。

公共施設の利用については他の自治体に先行事例がありますので、白岡市でも実施できないかを市に問い合わせ、私個人も調査したところ、こもれびの森とコミュニティセンターはクールシェアスポットとして利用可能ながら、場所も席数も限られていることから、全体として不十分であることがわかりました。

コロナ禍での人の密集は感染拡大を助長する危険がありますので、この点は十分な留意が必要です。他方、熱中症も、時に命に関わることもある危険な病気であり、加えて、熱中症にかかった本人が自分ではそれを認識しにくいため、一人で室内にいる時は危険が増します。したがって、コロナ感染の危険だけに目を向けて熱中症の危険を軽視することは、バランスを欠くと考えられます。

市が公共施設にクールシェアスポットを設けるもう一つの利点は、現在、その数を徐々に増していると思われる生活困窮者が恩恵を受けられることです。

生活保護利用者や、その少し上の生活水準の人の中には、電気代を心配してエアコンの使用を控える、エアコンが故障しているが修理代がない、エアコンを購入できないという人が少なからず存在します。このような人たちは、外出の機会も助けを求められる友人知人も少なく孤立しがちなため、一般世帯の人より強い危険にさらされがちです。そのような人々が、コロナを理由にステイホームと言われて猛暑の室内で孤独な死を迎えるようなことが仮にあれば、それはとても容認できることではありません。

このような理由から、クールシェアスポットは、市民が広く恩恵を受け、時に命を救う可能性もある重要な場所と考えらえますので、市はこれを積極的に設置してほしいと切に望みます。

場所の候補には、たとえば以下の施設が挙げられます。

  1. 市庁舎
    その日使用していない部屋を開放する。
  2. こもれびの森、コミュニティセンター、中央公民館等の空室
    全室が予約で埋まっていることは少なく、空きがあると思われます。本来は有料で貸す場所ですが、期間限定で一部を無料で開放します。
  3. 各地区の集会場
    同様に空きがあると思われますので、夏季限定で無料での開放をお願いします。

クールシェアスポットは、数が増えればその分利便性が増し、また、利用者が分散してコロナ感染の危険が減少すると予想されるため、場所は多めに設置するのが良いと考えます。

以上、ご検討をお願い申し上げます。

(60代)

回答

 ○○様におかれましては、ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。

御意見をいただきました「クールシェアスポット設置のお願い」につきまして、次のとおり回答いたします。

クールシェアスポットの設置につきましては、現在、熱中症対策の一環として、埼玉県で、クールシェアスポットと同様の取組で「まちのクールオアシス」推進事業を行っております。まちのクールオアシスとは、外出時に冷房の入った身近な施設を一時的な避難場所として活用し、熱中症についての情報を発信する拠点のことでございます。

市の公共施設では、現在、新型コロナウイルス感染症対策のため、利用について一部制限している部分もございますが、市役所及びはぴすしらおかの2か所を登録しております。

○○様御提案の「市庁舎の会議室、こもれびの森等の有料会議室をクールシェアスポットとして無料開放すること」につきましては、それぞれの施設の目的や維持管理等の観点から、現時点では困難でございます。

また、各地区の集会所については、市の管理ではなく各行政区が管理・運営をしていることのほか、上記同様の理由により無料開放は難しいと思われます。

現時点では、上記の2箇所の公共施設が登録しておりますが、生涯学習センター、コミュニティセンター及び中央公民館についても一時的な避難場所として、お気軽に立ち寄っていただければと存じます。

今後は市の施設において「まちのクールオアシス」の施設の拡大を図るとともに、「まちのクールオアシス」推進事業について広く周知してまいりたいと存じます。

お手紙への回答は以上のとおりです。

私は、市民参加のまちづくりはとても大切なことだと考えております。

これからも御意見などお気づきの点がございましたら、御遠慮なくお寄せいただきたいと存じます。

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電話:0480-92-1111(内線348・349 )
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メール:kikaku@city.shiraoka.lg.jp
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