受付日 令和4年10月29日 「市長への手紙」の内容と回答 通常クラスから支援クラスへの変更について

更新日:2023年08月16日

ページID : 4294

通常クラスから支援クラスへの変更について

現在○○小学校に子どもを通わせている者です。

子どもの発達が気になり、入学前から通級指導教室すばるに話をしに行ったり、担任の先生とも連絡帳や電話、面談を通して日々の学習状況、生活状況を確認しています。

心配していた通り、学習面で遅れる面が見れてきており、現在来年度は特定の科目での支援クラス利用はどうか?と打診され、体験、見学をしております。

子ども自身は周りを気にするところもあるので、個別にそれぞれの進度で行う支援クラスの様子は環境として合っているようにも感じているようです。

ただ、子どもは現在一年生ということもあり、すべてを自己で判断するのは難しく、親が決定しなければならないところは多々あります。

それに加えて、半年後のクラスを今から決定し、その上来年度はクラスの変更が出来ないというところが親自身を迷わせてしまうところでもあります。

地域によっては学期ごとにクラスを変更することも可能と聞くと、なぜ白岡市ではそれが出来ないのだろう?と思ってしまうのです。

というのも、子どもの成長は周りに比べれば遅々としている面がありますが、確実に成長しています。加えて、来年度の先生がどなたが担当するのかわからない、ガチャガチャのような要素もあるからです。

今年度の先生は宿題の量は上の子どもの時に比べれば、とても多く、大変な面はありますが、熱心な先生で一緒に子どものことを考えて下さるので、安心して学校に通わせることができています。

来年度の先生が同じような形で子どものことを見てもらえるのであれば、もう少し頑張れるのでは?と思ってしまうところもあります。

もちろん、子どもが苦しい思いをしてまで通常クラスにいさせたいという思いはありませんが、そのために1年度に絶対変更出来ないという話が重くのしかかってきます。

他の自治体ではできることが、なぜ白岡市では出来ないのか?白岡市ではないところへ行けば、子どもにとって選択肢が増えるのではないか?そんなことを考えてしまいます。

今決断しなければいけない理由は学校の方からはうかがってますが、それでは子どもの成長を予想して動かねばならず、子どもの選択の自由を奪っているようにも感じます。

同じように思っている保護者の方はいらっしゃいます。それでもなかなか動かない状況に疲れてしまって白岡市から転居してしまった、という話も聞きます。

私自身は、白岡市で子育てをしていきたいと思っていますが、上記のような話を聞くと、ため息ばかり出てしまいます。

子どもにとって、いつでも通常クラスに戻れるよ。困った時はいつでも支援クラスに行けるよ、といった柔軟な選択ができる環境を作っていただきたいと思いご連絡を差し上げました。

ご検討をお願いします。

(40代)

回答

 ○○様におかれましては、ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。

御意見をいただきました「通常クラスから支援クラスへの変更」につきまして、次のとおり回答いたします。

御指摘をいただきました「なぜ半年後のクラスを今から決定し、その上来年度はクラスの変更ができないのか」についてですが、教育委員会に確認したところ、本市では特別支援学級に籍を置くためには、保護者の要望に基づき、市の就学支援委員会で検討し、判定を得ることとなっています。

判定につきましては、医師や各校代表者、市の関係者など総勢24名が、児童生徒一人一人の特性や発達検査の結果等を基に、十分な議論を重ねた上で行うものとなります。

この検討の機会は、年に1回であるため、御指摘のとおり2学期の段階で保護者の皆様には打診させていただいておりますが、年度途中でも児童生徒の学習状況や児童生徒・保護者の希望に合わせて、相談は随時受け付けておりますので、柔軟な対応を行うことも可能となっております。

また、2つの学級を必要に応じて行き来することも可能となっておりまして、特別支援学級に在籍して必要な支援を少人数の環境で受けながら、教科によっては、通常学級で学習を行うといった学習形態も選択することができます。

このように、お子様一人一人について十分な検討を行い、ふさわしい学びの場を提案させていただくために、在籍を変更する期間は年に1度となっておりますが、お子様の学習の定着の状況に応じて、弾力的に学びの場を選択することや、年度途中の相談は可能ですので、一度、学校に相談されてみてはいかがでしょうか。

市では今後も、子どもたち一人一人にふさわしい学びの場を提供するために、市民の皆様の御協力をいただきながら、一層の充実を図ってまいりたいと存じます。

お手紙への回答は以上のとおりです。

私は、市民参加のまちづくりはとても大切なことだと考えております。

これからも御意見などお気づきの点がございましたら、御遠慮なくお寄せいただきたいと存じます。

この記事に関するお問い合わせ先

企画政策課秘書室
〒349-0292
埼玉県白岡市千駄野432番地(市役所3階)
電話:0480-92-1111(内線348・349 )
0480-31-8891(直通)
メール:kikaku@city.shiraoka.lg.jp
お問い合わせフォームはこちら