受付日 令和5年10月30日「市長への手紙」の内容と回答 待機児童解消に向けた取り組みについて

更新日:2023年12月28日

ページID : 7292

待機児童解消に向けた取り組みについて

先日、新聞で白岡市は埼玉県内で待機児童数が第4位という記事を読みました。

私自身、1歳児の子をもつ親として、希望する保育所に入れたいと思いながらも、現実的には入所できるかできないかというレベルで考えなくてはならない状況で、もし4月に入所できなかったらどうしようと、とても心配です。

白岡市として保育所問題を課題として認識し、取り組んでくださっていることは承知しておりますが、新規に保育所を開所するのみではなく、既存の施設(幼稚園)のカタチを変えていくという方法はとれないでしょうか。

さいたま市では、幼稚園が保育の受け皿になるよう取り組みが進んでいるとニュースで取り上げられていました。白岡市には認定こども園はないかと存じますが、幼稚園を認定こども園にする、もしくは現在行っている一部保育の機能を充実させるなど、市として取り組みをすすめていただきたいです。

具体的な例を挙げると、〇〇幼稚園は預かり保育を行っている他の幼稚園と比べて預かり時間が17時までと短く、共働きでフルタイムだと選択肢から外さざるを得ませんが、仮に8時から18時まで預かってもらえれば、預け先の選択肢に加えることができる家庭も増えるかと思います。白岡市でも幼稚園が保育の受け皿になると、より多くの選択肢からライフスタイルに合わせて自由に選ぶことができるようになるのではないでしょうか。

子育てしやすい街として認識されており、若者も流入している状況下で、待機児童が発生しているのは、とてももったいないと感じます。子育て世代にとっても住みやすく、魅力あふれる市政を期待しています。

(30代)

回答

待機児童問題につきましては、市といたしましても想定を超える保育ニーズの増大により、保育の量の確保が間に合っていないことを認識しており、〇〇様におかれましては、令和6年度の保育所入所に際し、御心配をおかけしていることに心よりお詫びを申し上げます。
〇〇様御指摘のとおり、新規保育所の開設だけではなく、既存の市内幼稚園が認定こども園化や預かり保育の拡充をすることが待機児童の解消の有効な手段のひとつであることは、認識しております。
そのため、市では、定期的に市内幼稚園への訪問や情報交換等を実施し、市内の幼児教育や保育に関するニーズについて意見交換を行うことで、認定こども園化や預かり保育の拡充等の課題について協議を重ねているところです。
しかしながら、市内の幼稚園は、民間法人により運営され、法人側の幼稚園運営に関する方針や経営等の課題もあり、〇〇様のお手紙にあります、認定こども園化や預かり保育の拡充の実現には至っていないところです。
市といたしましては、新規保育所の開設だけではなく、市内幼稚園との間で、認定こども園化や預かり保育の拡充等に向けて引き続き協議を重ねる等、待機児童の解消に向け、あらゆる手段を講じていきたいと考えているところです。
今後も、安心して子どもを産み、育てることのできる環境の整備に努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。