受付日 令和6年1月16日「市長への手紙」の内容と回答 PTA活動について

更新日:2024年04月04日

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PTA活動について

日頃からの市政へのご尽力ありがとうございます。
このたび、PTA活動に関連する質問をいくつかさせていただきます。

1.PTA活動への参加の意思表示の機会がないことについて

PTA活動の説明を入学式で受けました。配布資料を改めて確認したところ「保護者も教員も加入しています」との記載・またお話でした。参加の意思表明をする機会もなく、強制加入の実情があります。
昨今のニュースで取り上げられていますように、PTAは任意団体のはずです。
しかし、保護者同士の関係性や子供への不利益の可能性を考えると、今のPTAで意見をすることはできません。そのため、市としての働きかけ等をご検討いただけませんでしょうか。

2.PTA活動に関する会計報告について
入学式に配布された資料をはじめ、配布された資料の中にPTA活動に関する会計報告がないのでは…?ということに最近気づきました。1にも関連するかもしれませんが、PTA会費の徴収も、引き落としだったのか、全く記憶にありません。
記憶違いでしたら大変申し訳ありません。少なくとも年度終わりには収支報告をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

3.紙媒体の発行物の多さ・ノートに手書きで議事録を残す文化について
2にも関連しまして、時代に逆行しているとも言える、業者を介しての紙面でのPTAだよりの作成は、PTA活動の中でもまさに削減するべき案件ではないかと思います。
たとえば学校のホームページ内に広報誌の枠を設けて、そこから発信することも十分可能かと思います。
それに、業者を介さずに保護者の手づくりで広報誌を作成すれば費用削減にもなるはずです。時間もお金も限りがあります。1ヶ月に3回も4回もPTA役員の活動のために登校を迫られ、仕事への支障がとても大きく、過度な負担です。
PTA役員の募集の仕方も、ノートに手書きで議事録や活動記録を残す(入学式後の説明にはありませんでした…)ことが「パソコンが出来なくても大丈夫」という理由だったことが後々わかり、衝撃でした。任意団体なのですから、パソコンが得意な保護者が「参加したい」と思える環境を作って、パソコンで議事録を作成して貰えば良いと思うのです。保護者の得意なことを活かす視点を強調して「◯◯委員会は、パソコン作業が得意な方を募集しています」とか、「原稿はデータで確認するので、登校は月1回で済みます」とか、工夫次第で活動の負担感が大きく変わると思いますが、いかがでしょうか。
近隣の市町村ではすでにそのような活動の仕方に切り替えているとも見聞きします。活用できることは積極的に採り入れ、より負担感の少ない活動となることを望みます。

(年齢不明)

回答

教育委員会に確認したところ、各学校では児童生徒の健全育成を目的にPTAが組織され、学校や地域において、様々な活動が行われております。また、近年、PTA活動については様々な配慮すべき事項があることから、本市においても、教育委員会で配慮すべき事項を整理し、それらについて学校の対応を示した「学校におけるPTA活動についての留意事項」を作成し、校長会を中心に管理職へ周知しているところでございます。


教育委員会では、今後も、子どもたちの健やかな成長のため重要な役割を担うPTA活動に、多くの方々に参加していただくには、PTAの重要性を、保護者や教職員、学校の関係者、地域住民などに理解していただくことが大切だと考えております。
そのためには、PTAの目的や意義についての丁寧な説明、活動内容の定期的な報告等がなされ「真に必要な活動の取捨選択」や「運営の効率化」を図り、誰もが参加しやすいPTA活動を目指していくよう、各学校において、「学校におけるPTA活動についての留意事項」に基づき、PTAと協議の上、対応いただくよう、周知徹底を図っていくとのことでございます。
なお、会計報告等PTA活動に関する御意見は、所属されているPTAに提案していただければとのことでございます。