受付日 令和5年12月8日「市長への手紙」の内容と回答 都市計画について

更新日:2024年01月31日

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都市計画について

三度目のお手紙差し上げます。またかと思わず目を通していただければ、幸いです。白岡市の都市計画についてお尋ねします。

・白岡市の商業地域の設定について

現在の都市計画図を見るに、白岡駅西口北西近辺のみに商業地域が設定されて、東口は商業地域の設定はありません。(近降商業地域のみです)

西口の設定は昭和45年に設定されたと伺いましたが、現在の街の状況を鑑みてその後見直しされているのでしょうか?

ご存じの通り、西口商業地域は、設定当時と様変わりしほとんどの商店は閉めて営業していません。

さらに商業地域北側道路(メイン道路の裏道路)においては営業されている店は、ほどんどありません。

高層マンション・アパートが乱立し、風害、光害、日が差さない等生活環境は悪くなってしまいました。

これは商業地域の特典をデベロッパーに上手く利用された結果と捉えております。

・市の都市計画について伺う

一体市はどんなポリシーをもって都市計画を考えているのでしょうか?

都市部の通勤圏を生かしてのホームタウン、緑多いグリーンシティ等のポリシーはないのでしょうか?

西口、東口ともに都市計画道路の建設計画がありますが、将来的に当道路を中心とする商業機能を持つ街を構築するのでしょうか?

計画道路が出来れば人・車の流れは変わり、現在の商業地域の衰退は確実で、昔の賑わいを取り戻す事はないと思います。

市が提示している都市計画図では、都市計画道路が完成した後の駅周辺、近隣の街風景がイメージ出来ません。駅前は旧態以前の考えのまま、商店街と考えているのでしょうか?

現在スーパー等は郊外で営業され、計画道路沿いには既に住宅が建っています。

駅前を商業地域としても大型店の誘致は望めないのではありませんか?
近隣商業地域としても、どれだけの集客が見込めるのでしょうか?
昔の夢をいつまで追うのでしょうか?

・将来の街作りに期待して

発想を変えて駅前は公園を含めた緑地帯、駅に向かう計画道路以外の近隣道路は一方通行化して、両側に步道、自転車優先帯を設けて、小型店舗にも立ち寄り易くする、商業地域、近隣商業地域、高層住宅地域、低層住宅地域などを見直し住み分け、乱開発はさせない。

市の優秀な頭脳を結集しての夢のような現在の都市計画とは存じますが、先ずは現実を認識して商業地域設定を見直し、乱開発を防ぎ、市民のコンセンサスを得られるような街にして頂きたく、筆を執った次第です。

歯抜けなマンションの街ではなく、森の街、田園の街でも良いではないですか。

(60代)

回答

白岡駅西口周辺地域は、駅に近接し、利便性の高い地域であったことから、当初から商業地域が指定され、市内商業の中心地として発展してまいりました。
その後につきましても、将来の産業振興、駅周辺土地の高度利用などを考慮し、商業地域として指定しているものでございます。


しかしながら、〇〇様御指摘のとおり、白岡駅西口周辺の商業地域の現状としましては、都市計画で誘導している商業・業務地としての土地利用があまり図られておらず、マンションとして高度利用がされている建物等が点在している状況となっていることは、私も認識しているところでございます。
これらの主な背景としましては、近年の人口減少・高齢化の進展により、都市全体はもとより、駅周辺の活力・利便性が低下していること、また、大規模商業施設が郊外に多く立地する中、商店主の高齢化などの影響から、駅周辺の商店街の縮小などが見受けられることで、市の都市計画と現状との間に乖離が生じているものと考えております。


白岡駅西口周辺地域のまちづくりにつきましては、現在、白岡駅西口駅前広場を含めた都市計画道路白岡駅西口線の整備を進めております。この都市計画道路が開通すると、これまでの人や車の流れが大きく変わると考えております。
そのため、市では、都市計画道路白岡駅西口線の整備に合わせて、白岡駅西口周辺地域の方々の意思を伺いながら、現在の都市計画の課題等を整理し、必要に応じて商業地域等の都市計画の見直しを検討してまいりたいと考えております。