受付日 令和7年4月30日「市長への手紙」の内容と回答 交通政策について

更新日:2025年07月10日

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交通政策について

蓮田駅東口から下大崎を経由して菖蒲中橋行きのバスについてですが、この路線は蓮田駅東口から蓮田市役所を経由し西新宿行き、および蓮田駅西口から下大崎を経由して菖蒲中橋行きのバスが統合されて運行を開始しました。当初は営業距離による運賃ではなく特例運賃が設けらいたはずですが、先日乗車した際に、あまりにも長い乗車時間と高い運賃に驚きと怒りを覚えました。
蓮田駅から目的地までの遠回り運行は、時間と料金面で利用者に不便を強いています。先般、蓮田駅から白岡中央病院行きのバスが廃止されたことを考えると、バス事業者も厳しい状況にあるのは理解できますが、市の対策が皆無のように思えます。

(年齢不明)

回答

路線バスの路線や運賃の設定については、運輸局の許認可のもと、各バス事業者の判断で行っているものでございます。
令和6年4月からバス・タクシー等の乗務員の時間外労働の上限を設ける改善基準告示が適用されたこともあり、市内交通事業者においても乗務員の確保に大変苦慮されている状況であると認識しております。そのため市では、市内交通事業者が行う運転手確保の取組に係る経費に対する支援を本年度から新たに開始したところでございます。
また、令和6年3月に策定した白岡市地域公共交通計画に掲げている「バス・タクシー乗務員の確保支援を通じた公共交通の維持」の施策に取り組む中で、様々な機会を捉えて、路線や運行本数の維持など、利用者の利便性が確保されるよう、バス事業者にも働きかけてまいりたいと存じます。
しかし、路線バスを取り巻く昨今の状況は大変厳しいものがあります。全国のあちこちで乗務員不足によるバス路線の統合・廃止が相次ぎ、地域公共交通は危機的状況に追い込まれています。
地方自治体での対応にも限界があり、国における抜本的な対策が必要な段階にきていると痛感しております。
なお、市では市内公共交通の充実を図るため、のりあい交通のサービス内容の拡充・利用促進にも取り組んでおります。
のりあい交通につきましては、高齢者並びに駅・バス停から離れた地域の皆様を主な対象とし、買物や通院などの日常生活における移動手段を確保することにより、交通利便性の向上を図ることを目的として運行しておりますので、御利用いただけますと幸いでございます。
地域公共交通に関する施策につきましては、市民の移動実態や交通ニーズに的確に対応した利用しやすい公共交通を将来にわたり継続的に展開できるよう、市民、交通事業者、行政が一体となって、本市に合った地域公共交通サービスを提供してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。