受付日 令和7年7月7日「市長への手紙」の内容と回答 補聴器補助金を大幅増額の要望について

更新日:2025年09月01日

ページID : 8928

補聴器補助金を大幅増額の要望について

私は、中程度の難聴です。医療機関から、中程度難聴でも、白岡市から、補助金が出ることを聞き、市役所福祉課で、補助金額を聞き愕然としました。
余りにも少額で、20000円です。これを受給する為には、難聴者相談医資格を有する医師の証明(税込み5500円)で、実質手取りは14500円です。人は情報の80%を目から、残りは耳からです。難聴者は、認知症になりやすく、中程度・高度難聴者への補助金も補助と言えない「雀の涙」です。何故高額なのかは、殆どの企業がヨーロッパで、スイス・オランダ・ドイツ(JIS規格は取得)等で、開発に1機種100億円程度かかるそうで、日本製はライセンス、米国製は、OEMで、品質が良く有りません。高額なのは、周囲の雑音等をどれだけ遮断するかで、価格が同一機種でも、ばらつきます。基本、中程度で50~70万円、高度では80~120万円が、使用者には納得出来る機器です。
市の補助金は建前見積もりの9割迄と高額?ですが、実質数万円です。全く補助金になっていません。日本は益々高齢化社会となり、認知症者も増加は自明です。
欧米と比べ、補聴器使用率は数%で、TVで宜伝している集音器では、全く役に立ちません。本気で、認知症患者を減らす意欲があるなら、定価 90%迄に見合う額に総額して下さい。

(年齢不明)

回答

市では、加齢等による聴力の低下が高齢者の方の生活の質の低下や社会参加へ影響を与えることを考慮し、今年度から医師の診断に基づいて補聴器の使用が必要であると判断された方に対する補助金の交付を開始いたしました。
市といたしましても、補聴器の購入には多くの費用が必要となる事は承知しています。
しかしながら、子育て施策や教育など、他にも実行していくべき施策がある中で、限られた財源の範囲内での交付となること。また、県内の多くの市町でも補助金額を2万円としていることなどから、本市においても同様の補助金額とさせていただいています。
このようなことから、当面の間は、当該補助金額を増額する予定はありませんが、今後とも、市民の皆様の御意見を伺いながら制度の充実に努めてまいります。