受付日 令和8年5月27日「市長への手紙」の内容と回答 子ども誰でも通園制度に伴う0歳児クラス廃止について

更新日:2026年08月18日

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子ども誰でも通園制度に伴う0歳児クラス廃止について

いつも白岡市を良くするために動いていただいてありがとうございます。
白岡市で子育てをすることにこれまで満足していて、今後も住み続けたいと思っています。
今回は、令和8年4月より開始された「子ども誰でも通園制度」について、お手紙を書かせていただきます。

制度の趣旨そのものに反対する意図はありません。保育資源を地域全体で活用し、在宅育児家庭を支援する国施策であることは理解しております。

しかしながら、その受け入れに伴い、千駄野保育所の0歳児クラスが廃止されたことにより、既存利用者に極めて大きな不利益が生じています。

仮に出産後、育児休業明けに千駄野保育所への入所を希望しても、0歳児クラスが存在しないため、兄姉と同一園へ入園させることができません。

その結果、
・第2子・第3子のみ別園への入所を余儀なくされる可能性がある
・送迎先が複数園に分かれ、保護者負担が著しく増加する
・兄弟が別園となることで、災害時・緊急時対応の複雑化が生じる
・別園では兄弟加点が適用されず、希望園へ入園できない可能性がある

など、現行制度との整合性を欠く問題が発生しています。

特に、「兄弟が既に在園しているにもかかわらず、0歳児クラス廃止によって兄弟加点の恩恵すら受けられない」という状況は、既存利用者に対する公平性の観点から重大な課題であると考えます。

また、本件は一家庭の問題ではなく、今後、第2子・第3子を検討する世帯全般に影響し得る問題です。
白岡市として少子化対策や子育て支援を推進するのであれば、「既に地域の保育所を利用している家庭ほど不利益を受ける」という制度設計になってしまうことは、政策的にも看過できないのではないでしょうか。
併せて、本制度は、千駄野保育所側からは保護者たちに事前の通知がなされないまま開始されてしまっている事実もございます。

つきましては、以下のいずれか、または複数の対応を早急にご検討いただきたく存じます。

【要望事項】
1.千駄野保育所の0歳児クラスの復活
2.「子ども誰でも通園制度」の受け入れ園を分散し、一園への負担集中を回避すること
3.千駄野保育所に兄姉が在園している場合、他園申請時でも兄弟加点を認める等の救済措置
4.兄弟同園利用継続を前提とした経過措置の整備

子ども誰でも通園制度によって救われる家庭がある一方で、その実施方法によって、既存利用世帯が切り捨てられる形となっては、本来の子育て支援政策として健全とは言えないと思います。

保育所を利用し、地域で子育てをしている家庭に対して、不利益や分断を生じさせない制度運用をお願いしたいと思います。
ぜひ本件を重要課題として受け止めていただき、早急な改善・救済措置の検討をお願いいたします。

※個人が特定されるおそれのある記述については、プライバシー保護の観点から一部を削除・編集しています。

回答

このたびは、千駄野保育所における0歳児の受け入れ中止により、御心配をおかけしていることをまずもってお詫び申し上げます。
また、白岡市での子育てに満足し、今後も住み続けたいとのお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。

さて、御意見をいただきました「子ども誰でも通園制度(乳児等通園支援事業)」は、全てのこどもの育ちを応援し、こどもの良質な成育環境を整備するとともに、全ての子育て家庭に対して、多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化することを目的とした国が推進する制度で、令和8年度より全国の自治体でスタートしております。

市では、本制度の導入にあたり、市内全体の保育環境を維持する観点から慎重に検討を行いました。現在、待機児童が発生している状況であり、本制度を民間保育施設で実施することは困難です。
そのため、公立保育施設において実施せざるを得ないとの判断に至りました。
公立保育施設の中で千駄野保育所を選定いたしましたのは、厚生労働省が定める保育面積の基準に照らし、同施設が要件を満たしているためでございます。

また、本制度を実施するにあたり、保育士の配置に不足が生じることから、やむを得ず0歳児保育を中止する判断を行いました。
対象を0歳児としたのは、近年0歳児の入所申込者数は減少傾向にあり、民間保育施設での受け入れが可能である点を考慮したものです。

あわせて、兄弟姉妹の同園利用に関する救済措置の御要望につきましても所管課にて検討いたしましたが、選考における公平性を保つ観点から、現時点で新たな特例措置を設けることは非常に困難であるという結論に至りました。
こうしたことから、御期待に沿う回答ができず、誠に申し訳ございません。
何卒、御理解賜りますようお願いします。

保育所利用児童の保護者への周知が遅かったとの御指摘については、真摯に受け止めております。入所希望者数や保育体制等の確定が困難であるという保育現場の特性上、配慮が至らなかった面がございました。
今後は、保護者の皆様に影響のある制度変更の際には、より迅速な情報提供に努めてまいります。

市では待機児童解消に向け、令和9年4月の開所を目指し民間保育施設2か所の整備を進めております。
今後も、子育て家庭が安心して保育施設を利用できる環境整備に、引き続き取り組んでまいりますので、御理解、御協力いただきますようお願い申し上げます。