白岡キーワード百科「た」

更新日:2023年01月31日

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体育協会(たいいくきょうかい)

白岡市の体育団体の連絡協調を図り、健全なスポーツの普及発展に努め、市民の健康増進を図りつつ体育の生活化を促進することを目的に各種事業を行う団体。昭和49年に当時の町内スポーツ・レクリエーション団体で組織され、事務局は教育委員会に置かれている。

大徳寺(だいとくじ)

上野田にある曹洞宗の寺院。下総国葛飾郡山王村東昌寺(現茨城県)の末寺で山号は金界山。創建は不詳であるが、『大徳寺縁起』によれば「相伝往時此地に真言の古刹ありしが中頃廃寺となりしを、永正9年(1512)に再建して、改宗した」という。本尊は釈迦如来。境内に大日堂 (本尊の大日如来坐像は市指定有形文化財)、観音堂がある。

大徳寺が所有している大日如来座像の仏像の写真

大日如来座像

高岩(たかいわ)

篠津に属し、地名の由来は不明であるが、天喜2年(1054)建立と伝わる忠恩寺の山号が「高岩山」であることから、天喜2年以前から地名としてあったと考えられる。
昔、この地が日川をはさんで、小高い台地になっていたことからの命名かと思われる。
江戸時代には百間領に属し、明治22年に篠津村など4か村と合併し篠津村となり、昭和29年に日勝村・大山村と合併して白岡町となる。

高岩あんば様(たかいわあんばさま)

天満神社の境内社である大杉神社を「あんば様」と呼んでいる。これは大杉神社(茨城県稲敷郡桜川村阿波に鎮座)の阿波がなまって呼ばれるものである。
祭りは3月27日と7月24日(現在はこの日に近い日曜日)の年2回行われ、厄払いのためお獅子様、神輿のムラ廻りが行われる。お獅子様の一行は獅子頭、天狗、烏天狗の3名で構成され、ムラ廻りが終わり、神輿が神社へもどる頃になると大勢で担いで激しくもみあい「ワッショイ、ワッショイ」という掛け声も勇ましく、祭りは最高潮をむかえる。

30人ほどの人が神輿を担いで走っている写真

高岩公園(たかいわこうえん)

昭和63年、新白岡3丁目に完成した都市公園。公園は樹木で覆われ、広々とした芝生広場や遊具があり、格好の散策の場所である。 また、隣接して勤労者体育センター、市民テニスコート、県立白岡高校などの公共施設がある。

あおぞらの下、一面の芝生に覆われたグラウンドが写っている高岩公園の写真

高岩浄水場(たかいわじょうすいじょう)

高岩浄水場は、昭和54年から第4次拡張事業で県営水道の受水施設として建設され、現在は水道課及び下水道課の事務所となっています。
なお、平成17年度末における白岡市の給水人口は48,865人(普及率99・7パーセント)、年間総配水量は566万7645立方メートル、1日最大給水量は1万8414立方メートルを記録しています。

高岩天満神社(たかいわてんまんじんじゃ)

高岩の字「山下」にある神社で、祭神は菅原道真公、猿田彦命(さるたひこのみこと)。『風土記稿』には天神社は「村の鎮守、泉蔵院持」とあり、応永31年(1424)泉蔵院(明治初年廃寺)の住職寂元が菅原道真公の画像を村の鎮守として祠ったことによると伝えられている。社殿は本殿、幣殿、拝殿。境内には稲荷社、雷電社、大杉神社、春日神社がある。市指定文化財の山岡鉄太郎(鉄舟)が書いた幟の下書ほか、大絵馬、養蚕絵馬、俳諧絵馬など貴重な絵馬も多い。

山車(だし)

山車は篠津地区に5台と岡泉に1台現存している。かつては篠津の馬立耕地と大字柴山にも山車があった。
篠津の山車は上宿、横宿、宿、下宿、神山の各耕地にあり、いずれの山車にも見事な彫刻が施された華麗なものである。下宿の山車には元治元年(1864) の年号が見られる。山車を曳くときは、高張提灯~金ん棒ひき~山車の順で行列を組む。祭礼は日曜日に行うこともあって、法被(はっぴ)や浴衣(ゆかた)に 鉢巻き姿の子供たちが主体となっている。昼頃になると、山車は久伊豆神社の境内に集まり、囃子(はやし)を競いあう。夜は山車に提灯が飾り付けられ、光の 中に山車が浮き上がる。

色とりどりのちょうちんで飾られた山車の写真

篠津の山車

立川金禄(たちかわきんろく)

明治42年(1909)~昭和61年(1986)(本名福治)
篠津生まれ。立川家は初代音吉、2代初五郎、3代金禄と3代続いた仏師の家。初代の音吉は、篠津久伊豆神社社殿彫刻や山車の彫刻に従事し、この地に住むようになった。金禄は父初五郎から仏師としての修行を積み、興善寺の水子地蔵、寝釈迦像、篠津小学校のブロンズ像を始めとする数多くの作品を残し、県内ではさいたま市、旧岩槻市などの社寺や成田山新勝寺、四国の金比羅宮の随神など諸社寺に仏像や神像を残した。
日展にも「シャモ」等を題材として22回も入選している。また、県展審査員も務めた。享年77歳。

日展に展示されているシャモの像の写真
真っ白な背景に、四天王(興善寺蔵)の銅像が写っている写真

玉敷神社のオシッサマ(たましきじんじゃのおっしさま)

3月から7月にかけて、県の東北部から中央部おいて加須市騎西地区の玉敷神社から「お獅子様」を借りてきて、疫病避け・無病息災に村回りをするオシッサマの行事が行われる。
当市では、千駄野(3月1日)、荒井新田(同29日)、篠津(4月16日)、野牛(同21日)、小久喜(同24日)にそれぞれ行われる。 玉敷神社は久伊豆神社の総社といわれている。

だるま市(だるまいち)

白岡八幡宮の境内で毎年2月15日に開かれる。この市には、だるま屋のほか多くの露店が出て賑わう。
このだるま市には、さいたま市岩槻区で作られるだるまが売られ、市内はもとより近在近郷の善男善女が大勢訪れる。

5人ほどの人が露店のだるまを見ている、だるま市の様子の写真