白岡遺産保存活用市民会議

更新日:2024年04月11日

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市民会議設立の背景

 現在の文化財保護の仕組みは、文化財保護法によって定められた範囲にしか適用されません。法律によって守られるのは、指定を受けた文化財のみで、大半の文化財は法律の枠組みでは守ることができないのです。
しかしその中にも、白岡にとってかけがえのないもの、伝えたいこと、白岡ならではの歴史や文化を感じられる場所などがたくさんあります。
 白岡市文化財保存活用地域計画では、これまでの指定や登録制度に加え、市民提案型の保護制度を作り、法律とは異なる枠組みで 、しかし実効性のある保存活用を 行うことが重要だとしています。これによって、文化財の保護の手法に幅ができ、多様な文化財にマッチした守り方が可能になるということができます。
 また、多様な文化財をまちづくりや地域おこし、人づくりなどに活用することで、地域活性化を図ることができます。「市民会議」はこうした取組みを支えるための組織として設立されました。

「白岡遺産」とはどのようなものか

 「白岡遺産」制度 とは、白岡市文化財保存活用地域計画によって提唱されたもので、白岡市の歴史文化を象徴し、「白岡市民として誇りうるもの」、「守り伝えてゆきたいもの」を一体的・総合的に守り伝えていくための方策の一つとして、市民なら誰でも関連文化財群を提案することができる仕組みのことです。
 「白岡遺産」の対象となるものは、既に指定されている文化財はもちろんですが、未指定の文化財や、伝承・伝説、ふるさとの自然や気候風土、文化財を支える人々の活動など、これまでの「文化財」の概念を超え、市民が守り伝えたいと考えるモノ・コト・トコロなど 様々なものが含まれる可能性があります。これらをストーリーやキーワードで結び、保存・活用の対象とし 、複数の市民からなる保存団体を組織し、どのような活動を行い、どのように保存・活用していくのか具体的な「事業計画」とともに 申請します。
 「市民会議」は、市民団体からの申請を受けて、その内容を審査し、「白岡遺産」として認定するほか、団体活動の支援、文化財の活用に関する提案、まちづくり団体等との連携・調整、情報発信その他のお手伝いを行います。
 また、「白岡遺産」の守り手同士の連携や包括的な保存活用の取り組みなども「市民会議」の仕事です。

広報紙「みんなの白岡遺産」

 市民会議広報部会が作成した広報紙です。市民会議の活動や市内の文化財やその保存団体等を紹介しています。
 下記のPDFデータをダウンロードすることができます。

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課文化財保護担当
〒349-0292
埼玉県白岡市千駄野432番地(こもれびの森2階)
電話:0480-92-1111(内線522)
​​​​​​​0480-92-1894(直通)
メール:syougaigakusyuu@city.shiraoka.lg.jp
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