市指定文化財を追加指定しました!

更新日:2023年01月31日

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 現在、市には54件の市指定文化財があります。
 市指定文化財第52号「タタラ山遺跡出土遺物」は、縄文時代前期初頭のタタラ山遺跡(白岡地区)出土資料の内、当時の生活の状況や地域間交流、石製品製作技術の高さを物語る、土器9点、石器25点、石製装飾品41点から構成されています。
 石製装飾品41点の内、2点が接合することが判明したことと、平成20年の市指定後の発掘調査によって新たに18点の石製装飾品が発見されたことを受けて、文化財保護審議会では、文化財の追加指定について会議を重ねてきました。その結果、接合した2点の資料を1点と捉え直し、18点の新資料を加えた58点を市指定の石製装飾品として員数変更することとなりました。
 3月25日(金曜日)に文化財保護審議会から、追加指定文化財の検討結果をまとめた答申書が教育長に提出されました。

長島教育長と板垣時夫文化財保護審議会会長が答申書を一緒に持って写っている写真

左:長島教育長、右: 板垣 時夫(いたがき ときお)文化財保護審議会会長

 これを受け、4月14日(木曜日)開催の教育委員会定例会において、文化財が追加指定されました。
 縄文時代前期初頭の石製装飾品が58点出土したことは、少なくとも関東圏の遺跡では随一の出土量と考えられます。指定となった石製装飾品はイヤリングやペンダントなど、バラエティに富んだものが出土していますが、製作途中のものや製作に使用される玉素材、イヤリングからペンダントへの転用事例など、製作に係る遺跡の性格を追求する手がかりにもなる貴重な資料です。

小さな穴が開いたものなど大小18個の石製装飾品のが並べられている写真

追加指定された石製装飾品

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生涯学習課文化財保護担当
〒349-0292
埼玉県白岡市千駄野432番地(こもれびの森2階)
電話:0480-92-1111(内線522)
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