令和4年度白岡遺産活用シンポジウムを開催しました!

更新日:2023年03月08日

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 2月12日(日曜日)生涯学習センター〔こもれびの森〕集会室1・2において、白岡遺産活用シンポジウムを開催しました。
 令和3年7月に「地域の文化財を地域の手で守る」をスローガンに掲げた「白岡市文化財保存活用地域計画」が文化庁長官の認定を受けました。
 この文化財保存活用地域計画とは、地域の文化財を指定、未指定にかかわらずキーワードやストーリーで結んで、一体の文化資源として保存や活用を図っていこうという趣旨の取り組みです。組み込まれる文化財は形のある「モノ」はもちろん、形のない「昔話や伝説」「習慣、伝統行事」あるいは活躍した「人物」など様々な要素が対象となります。白岡らしい「関連文化財群」を形成し、これらを「白岡遺産」として考える市民ワークショップを令和元年度から継続して開催してきました。

今年度も「白岡遺産」を地域資源としてどのように活用するかを考えるワークショップを6月から実施し今年の1月にわたって計7回開催し、累計92人の市民の皆様の参加を得ました。2班に分かれて(仮称)白岡遺産保存活用市民会議の設立に向けて、具体的な仕事内容や方向性について意見を出し合い、発表を行いました。シンポジウムでも基調提案の発表者として、2名の方々に御登壇いただきました。

 まず、基調提案「白岡遺産の保存と活用のために必要なもの」について、学び支援課学芸員の奥野 麦生(おくの むぎお)から「「白岡遺産」制度の考え方」、大野 雄大(おおの ゆうた)さんには「「市民会議」の目的と具体的活動」、岡安 良(おかやす まこと)さんには「今後の課題とその解決の方向性」と題して、それぞれ発表をしていただきました。

ステージ中央に資料を映し壇上から客席を見ながら発表をしている様子

続いて、シンポジウムの第1部として、シンポジストの埼玉県教育局文化資源課の村田 章人(むらた あきと)副課長、白岡市文化財保護審議会の板垣 時夫(いたがき ときお)会長、公益財団法人日本自然保護協会の高川 晋一(たかがわ しんいち)OECMタスクフォース室長それぞれから、活動内容や事例紹介をしていただきました。

最後に第2部の討論『白岡遺産の保存と活用のために必要なもの~「(仮称)白岡遺産保存活用市民会議」の果たすべき役割について~』には、シンポジストの3名に 学び支援課学芸員の奥野 麦生(おくの むぎお)も加わり、1白岡遺産を保存・活用していくために重要なこと、2白岡遺産の保存と活用に関する市民のかかわり方、3(仮称)白岡遺産保存活用市民会議に期待される事柄の3点について意見交換を行いました。

当日は、35名の参加を得て、実り多いシンポジウムを開催することができました。

男性が壇上に立ち発表をしている様子の写真
ステージ上に4つの長机に分かれて4人が座り意見交換を行う様子

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