青雲寺の木造阿弥陀如来坐像が市指定文化財に指定されました!
白岡市教育委員会では、白岡市文化財保存活用地域計画(令和3年7月文化庁長官認定)に基づき、令和4年度から市内の仏像調査を開始いたしました。昨年6月に実施した篠津地区の青雲寺(しょううんじ・仁科照彦住職)の調査で、平安時代末期の作とみられる阿弥陀如来坐像が発見されたことを受けて、文化財保護審議会では、文化財の新規指定について会議を重ねてきました。その結果、本像を新たに市の文化財に指定することとなりました。
3月7日(金曜日)に文化財保護審議会から、新規指定文化財の検討結果をまとめた答申書が教育長に提出されました。
これを受け、4月13日(木曜日)開催の教育委員会定例会において、文化財が新規指定されました。
本像は、各部の特徴から藤原時代後半の院政期頃の定朝様彫刻の特徴をよく表しています。像全体の造形や構造などから平安時代末期12世紀末葉頃の製作と判断されます。整美端麗な作風から中央仏師系の人物による造仏と考えられ、白岡市はもとより県東部を代表する平安仏の事例として文化財的価値の高い発見となりました。
胸前で説法印(下品中生印・げぼんちゅうしょういん)を結ぶ坐像で、像高108.5センチメートル、膝幅87.2センチメートルを測ります。
寄木造で、指先などにわずかな欠失が認められるほか、部分的に後世の修理の手が加えられていますが、像の主要部は造立当初の姿をよく留めています。
本像が篠津地区に残された背景には、中世期に白岡周辺を本拠地とした野与党鬼窪氏(のよとうおにくぼし)の存在が大きいものと考えられます。
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更新日:2023年11月21日