季節展示「白岡の縄文土器とその世界〜タタラ山遺跡の〔縄文コード〕〜」開催中

更新日:2023年11月15日

ページID : 7228

 令和5年11月14日(火曜日・県民の日)から令和6年1月14日(日曜日)まで、生涯学習センター歴史資料展示室サイン前の展示ケースにおいて、冬季季節展示「白岡の縄文土器とその世界〜タタラ山遺跡の〔縄文コード〕〜」を開催しています。

 白岡市内には現在86か所の遺跡が確認されており、このうちの9割近い遺跡から縄文時代の遺物が見つかっています。
 中でも白岡地区に所在するタタラ山遺跡は、約6,000年前の縄文時代前期初頭の大規模な集落遺跡として、埼玉県内はもとより関東圏でも重要度の高い遺跡として知られており、出土遺物の一部は市指定文化財に指定しています。
 今回の季節展示は、埼玉県立歴史と民俗の博物館の特別展「縄文コードをひもとく〜埼玉の縄文土器とその世界〜」(会期:11月14日〜1月14日)との連携展として開催するとともに、文化財保護協調週間に合わせて指定文化財の一般公開の機会として開催します。

季節展示の様子

季節展示の様子

 タタラ山遺跡の最盛期は約6,000年前の縄文時代前期初頭、気候の温暖化か進行し、徐々に内陸に「海」が入り込み始めた時期に当たります。現在の元荒川の谷沿いの道を使って沿岸部からの文物、山間部からの文物が集積する物流拠点として発達しました。その様子は、多量の出土遺物、特に60点に及ぶ石製装飾品群や周辺地域から持ち込まれた土器や石器などから読み取ることができます。本展示では、こうした遺物を通じてタタラ山遺跡の意義や人々の思想〔縄文コード〕をひもときます。

タタラ山出土縄文土器(花積下層式土器)

タタラ山遺跡出土縄文土器

タタラ山遺跡出土石器・石製装飾品

タタラ山遺跡出土石器・石製装飾品

 展示期間中(令和5年11月14日〜令和6年1月14日)に「埼玉縄文カード」を配布します。「埼玉縄文カード」とは、展示品の魅力を伝え、親しんでもらうために縄文土器1点ずつを紹介するカードです。当館(2階の生涯学習課窓口)で来館者に対して配布するほか、埼玉県立歴史と民俗の博物館や県内7市町の展示施設で各館オリジナルの縄文土器のカードを配布します。

 カード配布の詳細は、下記の「埼玉縄文カード特設ページ」を御覧ください。

https://saitama-rekimin.spec.ed.jp/jomoncard

 当館では、タタラ山遺跡出土縄文土器のカードを配布します。

埼玉縄文カード

白岡市生涯学習センター歴史資料展示室で配布する埼玉縄文カード

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課文化財保護担当
〒349-0292
埼玉県白岡市千駄野432番地(こもれびの森2階)
電話:0480-92-1111(内線522)
​​​​​​​0480-92-1894(直通)
メール:syougaigakusyuu@city.shiraoka.lg.jp
お問い合わせフォームはこちら