澁谷家文書

更新日:2023年01月31日

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横長で所々破れたり穴が開いている紙にびっしり文字が書かれている新井筋堀割出入内済請書の写真

新井筋堀割出入内済請書

澁谷家文書の詳細
種別 市・有・古文書、典籍
時代 江戸時代・明治・大正時代
員数 750点
法量
所在地 白岡市千駄野
指定年月日 昭和55年11月1日
所有者
(管理者)
澁谷圀彦
備考 白岡市教育委員会寄託

 大正から昭和期にかけて日勝村長としてその手腕を発揮した澁谷塊一の出自である。近世・近代文書、典籍などまとまった文書群を有する。日勝村の名誉助役を始まりに、村政に尽力した塊一が多くの近代文書を残している。昭和恐慌からの脱却を目指して村内で実施された「自力更生五ヵ年計画」。その実績を認められ、日勝村は昭和11年(1936)に「恩賜財団母子愛育会」から「愛育村」(安全な出産施設を備えた保健衛生に取り組む村)モデル村へ指定されるなど、村の経済を発展させた実行力は誰もが認めるところである。一方では大学時代に北原白秋の門下生になり、文学への造詣も深かったことから典籍として、戦前の文芸誌も多数有する。
 日勝村で昭和7年(1932)に樹立された経済更生計画は、耕地拡張・土地改良・生産費の削減・余剰労力の消化・産業組合拡充・農産物の増産・販売購買計画・社会施設の設立と、大きく分けて8項目あった。そのうち、余剰能力の消化として茶樹栽培も励行され、新たな茶畑が開拓された。戦時中には、その茶畑で小学生の勤労奉仕による茶摘みが行われた。

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