タタラ山遺跡出土遺物

タタラ山遺跡出土石製装飾品
種別 | 市・有・考古資料 |
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時代 | 縄文時代 |
員数 | 縄文土器9、石器25、石製装飾品58 |
法量 | なし |
所在地 | 白岡市千駄野 |
指定年月日 | 平成20年6月10日 |
所有者 (管理者) |
白岡市教育委員会 |
備考 | なし |
タタラ山遺跡は、白岡地区に所在し、元荒川を臨む台地上に展開する縄文時代前期初頭(約6,000年前)の集落遺跡である。これまでの発掘調査によって40軒を上回る住居跡が検出されるとともに、多量の遺物が出土しており、周辺地域における該期の拠点的な集落であったものと推測される。
当時の土器は、撚(よ)り方向の異なる紐(ひも)を用いて矢羽根状の縄文を多用する土器群であるが、このほか貝殻の背を押し当てたり撫で付けたりする土器などで構成される。こうした土器に伴って、東海地方の木島式土器や東北地方の縄文尖底系(せんていけい)の土器群などが出土しており、広範囲の交流の状況を裏付けている。
また、41点の石製装飾品群(せきせいそうしょくひんぐん)は注目に値する。これらは、垂飾(すいしょく)、玦状耳飾(けつじょうみみかざり)、管玉(くだたま)などから構成されるが、鳥や動物をかたどると思われる巴形の垂飾は、デザインの妙とともにきわめて高い技術水準を物語っている。
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更新日:2023年01月31日