正福院の宝篋印塔

更新日:2023年01月31日

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石段のついた祭壇の上に立つ宝篋印塔の写真

正福院の山門の手前に聳える宝篋印塔

正福院の宝篋印塔の詳細
種別 市・有・歴史資料
時代 江戸時代
員数 1基
法量 総高4.3メートル、基壇幅2.8メートル
所在地 白岡市白岡
指定年月日 昭和53年11月1日
所有者(管理者) 正福院
備考 なし

 正福院は、真言宗智山派の寺院で白岡山西光寺と号す。寺伝によれば嘉祥2年(849)慈覚大師の草創と伝え、もともと天台宗の寺院であったが、建久年間に白岡八幡宮の造営に当たって改宗したという。白岡八幡宮の別当寺を務めた古刹である。
 指定の宝篋印塔は、正徳3年(1713)の造立で、大きな切石積の基壇の上に立つ。相輪(そうりん)から反花座までは290センチメートル、外に開く隅飾突起の幅は85センチメートルを測る。突起下部には貫通孔が穿たれており四隅に風鐸が下げられていたものと思われる。塔身にはキリーク(阿弥陀如来)やタラーク(虚空蔵菩薩)などの種子が彫られている。江戸中期の宝篋印塔として規模、保存状態とも優れている。入定仏の伝承もあり、石造物としてのみならず歴史的、民俗的にも興味深い。

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