阿弥陀三尊種子板石塔婆

更新日:2023年01月31日

ページID : 1425
長方形の塔身部の上に二条線と呼ばれる2本の線と山形から成る頭部があり、塔身部には主尊種子や脇侍種子と呼ばれる大きな模様が刻まれている板石塔婆の写真

正応二年(1289)の銘を持つ板石塔婆

阿弥陀三尊種子板石塔婆の詳細
種別 市・有・歴史資料
時代 鎌倉時代
員数 1基
法量 高さ127センチメートル、幅36センチメートル、厚さ3.5センチメートル
所在地 白岡市実ケ谷
指定年月日 昭和54年11月1日
所有者
(管理者)
個人
備考 なし

 本資料は、秩父産の緑泥片岩(りょくでいへんがん)を加工して造られた、武蔵型板碑の典型的な資料である。実ケ谷の個人の屋敷内にお稲荷様と並んで先祖供養塔として大切に祀られてきた。蓮座の上に刻まれた主尊、脇侍とも彫りの深い薬研彫りで、二条線も太くしっかりと刻まれる。表面の磨耗が見られ写真や拓本からは把握しにくいが、碑の外縁及び二条線の下3センチメートルほどの位置に枠線が引かれていたことがわかる。完在し、年号の明らかな資料としては市内最古の例である。裏面には鑿痕(のみこん)が顕著である。

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