木造大日如来坐像

更新日:2023年01月31日

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約3メートルほどの大きさで両腕が長い金箔の木造大日如来坐像の写真

現在の大日如来像

木造大日如来坐像の詳細
種別 市・有・彫刻
時代 鎌倉時代
員数 1躯
法量 像高273センチメートル、膝幅223センチメートル
所在地 白岡市上野田
指定年月日 昭和56年11月1日
所有者
(管理者)
大徳寺
備考 なし

 大徳寺は、伝鎌倉街道中つ道に面して立つ。寺伝によれば、新田義貞が北条高時との合戦に際し、源氏の武運長久を祈らせたという。合戦に勝ち帰陣の途中にも同寺に立ち寄り人馬を休めた。ところが新田軍出立後、北条方の敗残兵が寺に火を掛け伽藍は灰燼に帰してしまった。このとき村人達は猛火の中から大日如来の頭と両手を取り出し寺裏の沼に投げ入れ、後日これを引き上げ仮堂に安置したという。腕や両手のアンバランスさは、こうした伝説と村人の大日如来に対する信仰の篤さを物語るものといえよう。

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