岡泉百庚申

更新日:2023年01月31日

ページID : 1321
庚申と彫られた庚申塔が一列に並べられた写真

観音堂を取り囲むように立てられた庚申塔

岡泉百庚申の詳細
種別 市・民・有形民俗
時代
員数 97基
法量 高50センチメートル、幅20センチメートル、奥15センチメートル
(標準)
所在地 白岡市岡泉
指定年月日 昭和55年11月1日
所有者
(管理者)
岡泉観音堂
備考 なし

 岡泉観音堂の周囲を取り囲むように「庚申」と刻まれた駒形角柱が奉納されている。銘に「萬延元(1860)年庚申11月吉日建立」とあり、幕末のものであることがうかがわれる。従来94基残存しているとされてきたが、平成20年の境内調査の結果、残欠を含め数基分が発掘され97基分が確認されている(自立しない残欠は教育委員会で保管)。石材や庚申の文字、石塔の大きさにいくつかのパターンがあることから、造営には数人の石工が関わっているものと思われる。

 当時の民間信仰の有り様を知るうえで貴重な文化遺産である。

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