忠恩寺十三仏

更新日:2023年01月31日

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白岡町指定文化財第二八号忠恩寺十三仏と書いた看板と石碑の表面に13体の仏さまが彫られた忠恩寺十三仏の写真

民衆の祈りを今に伝える忠恩寺十三仏

忠恩寺十三仏の詳細
種別 市・民・有形民俗
時代 江戸時代
員数 1基
法量 高さ143センチメートル、幅64センチメートル
所在地 白岡市高岩
指定年月日 昭和55年11月1日
所有者
(管理者)
忠恩寺
備考 なし

 安永8(1779)年の銘を持つ舟形の石塔である。十三仏信仰は、南北朝・室町時代から盛んになったもので、死者の初七日から三十三回忌までの十三回の追善供養の本尊をそれぞれ祭るものである。十三仏信仰の起源は十王信仰にあるといわれる。初七日から三回忌までの10回の忌日に順次十王の裁きを受けるが、生前十王に供養を尽くすことで死後に受ける罪が軽くなるという。十王の本地仏は、不動、釈迦、文殊、普賢、地蔵、弥勒、薬師、観音、勢至、阿弥陀の諸仏で、これに七回忌の阿閦(あしゅく)、十三回忌の大日、三十三回忌の虚空蔵を加えて十三仏とする。市内では唯一の事例であり、江戸時代中期の仏教信仰を知る上で貴重な資料である。

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