忠恩寺九品仏

忠恩寺墓地の北側に並ぶ九品仏
種別 | 市・民・有形民俗 |
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時代 | 江戸時代 |
員数 | 九品仏9基、供養塔1基 |
法量 | 九品仏:高84センチメートル、幅39センチメートル 供養塔:高109センチメートル、幅43センチメートル |
所在地 | 白岡市高岩 |
指定年月日 | 平成8年3月5日 |
所有者 (管理者) |
忠恩寺 |
備考 | なし |
舟形光背を持つ9基の坐像は、いずれも丁寧な仕上げの端正な像である。残念ながら光背を欠損するものもあるが、建立の経緯が明確にわかることや像としても優れたものであることに加え、当時の阿弥陀(浄土)信仰の様相を知り得る資料として貴重な資料ということができる。
九品仏供養塔によれば、延宝6年(1678)に高岩村など48か村からの寄進によって建立されたことがわかる。九品仏は、阿弥陀信仰によって、上品上生(じょうぼんじょうしょう)から下品下生(げぼんげしょう)まで、どのような人でも極楽往生できるという教えに基づき建立されたと考えられる。忠恩寺は、鴻巣勝願寺末の浄土宗の寺院であり、周辺の阿弥陀信仰の拠点の一つであったものと考えられ、近隣の村々から信仰されていたことが偲ばれる。
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更新日:2023年01月31日