館跡の濠跡を発見!(中妻遺跡第11地点)

更新日:2023年01月31日

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 平成26年10月24日、個人住宅建設に先だち、中妻(なかづま)遺跡(第11地点)の発掘調査を行いました。調査では中世(800~400年前)の濠と思われる大きな溝跡を発見しました。

住宅に隣接した土の中を長方形に掘っている作業員の写真

発掘作業状況

道路と区画の境目から発掘した右側まで真っ直ぐ紐を張っている作業員の写真

図面記録作業状況

 今回の調査で発見された溝跡は隣接する中妻遺跡第8・9地点でも見つかっているものであり、遺跡の範囲にあたる篠津地区周辺を囲むように巡る濠の跡ではないかと考えれます。
 出土した遺物が少ないため、明確な時期を特定することはできませんでしたが、付近に中世鬼窪氏の館があった可能性があるため、館の周囲に巡らした濠であったとも考えられます。

ユンボが置かれている左右に縦に深く掘った溝の発掘跡の写真

完掘状況

長方形に深く掘った発掘跡をアップで撮影した写真

溝跡の断面

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