竃(かまど)をもった住居跡の調査概要をお知らせします(中妻遺跡第16・17地点)

更新日:2023年01月31日

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 平成27年7月10日から7月31日までの約3週間、個人住宅の建設工事に先だち、中妻(なかづま)遺跡(第16・17地点)の発掘調査を行いました。

図面記録作業状況

図面記録作業を行う3名の作業員の写真
地表面に大小の複数の穴が開いている調査区域の写真

 中妻遺跡は篠津地区に所在し、過去の調査から、縄文時代から近世に至るまでの長期間にわたって営まれた集落跡と考えられています。
 隣接する第15地点において、奈良・平安時代(1,300~1,000年前)の住居跡が見つかっていました。
 今回の調査でも、第15地点同様に、竃(かまど)をもつ奈良・平安時代の住居跡が1軒発見されました。中・近世の溝跡によって一部壊されてしまった部分があるものの、赤く焼けた竃の焚口(たきぐち)付近からは、煮炊きに用いられた土製の支脚(しきゃく)が発見されました。
 また、住居跡内からは須恵器(すえき)の坏(つき)や埦(わん)といった食器が原形を留めた状態で出土しました。

住居跡の竃と支脚

発掘された住居跡の竃と支脚の写真
土の中から出てきた食器の写真

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