奈良・平安時代の住居跡の調査概要をお知らせします(中妻遺跡第14・15地点)

更新日:2023年01月31日

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 平成27年6月15日から7月8日までの約3週間、個人住宅の建設工事に先だち、中妻(なかづま)遺跡(第14・15地点)の発掘調査を行いました。

道路側をネットで囲み内側を長方形に窪ませ柱の跡などが残っている発掘調査区域の写真

調査区全景

調査区域内で3人1組になってメジャーで長さを計っている作業員の写真

発掘作業状況

 中妻遺跡は篠津地区に所在し、過去の調査から、縄文時代から近世に至るまでの長期間にわたって営まれた集落跡と考えられています。
 調査地点の周囲では、過去の調査において、奈良・平安時代(1,300~1,000年前)の住居跡が数軒見つかっていました。
 今回の調査でも、竃(かまど)をもつ奈良・平安時代の住居跡が1軒発見されました。調査区範囲の南端に位置していたことから、住居跡の半分しか調査することはできませんでしたが、焚口(たきぐち)や煙道(えんどう)といった竃の構造がよく分かる調査事例となりました。

横長の四角形に掘られ、中の左右に円形の穴、中央上に突起部の溝のある住居跡の写真

住居跡

中央上に突起部の溝のある住居跡をアップで撮影した写真

住居跡の竃

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