中・近世の溝跡(みぞあと)の調査概要をお知らせします(中妻遺跡第25地点)

更新日:2023年01月31日

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平成29年12月13日、個人住宅の建設工事に先だち、中妻(なかづま)遺跡(第25地点)の発掘調査を行いました。調査では中世(800~400年前)の濠(ほり)と思われる大きな溝跡(みぞあと)と近世(400~130年前)の溝跡を発見しました。

ショベルカーを利用して深い穴を掘っている様子の写真

調査区全景

塀の前に深く彫られた穴に入り調査を行っている二人の調査員の方々の写真

発掘調査の様子

 今回の調査で発見された中世の溝跡は、隣接する中妻遺跡第8・9・11・21地点でも見つかっているものであり、遺跡の範囲に当たる篠津地区周辺を囲むように巡る濠の跡ではないかと考えられます。
出土した遺物が少ないため、明確な時期を特定することはできませんでしたが、付近に中世鬼窪(おにくぼ)氏の館があった可能性があるため、館の周囲に巡らした濠であったと考えられます。

土に深く彫られた中世の濠跡の写真

中世の濠跡

塀の傍で深く彫られた中世の濠跡と近世の溝跡の写真

中世の濠跡と近世の溝跡

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