中世寺院内を調査しました!(忠恩寺遺跡第1地点)
平成30年7月12日から7月24日までの約2週間、個人住宅の建設工事に先だち、忠恩寺(ちゅうおんじ)遺跡(第1地点)の発掘調査を行いました。忠恩寺遺跡としては、初めての本発掘調査となりました。調査では中世(800~400年)と近世(400~130年前)を中心に成果を得ることができました。
調査区全景(西半部)
調査区全景(東半部)
今回の調査では、中・近世の土坑(どこう)や溝跡(みぞあと)、井戸跡を発見しました。土坑とは、地中に人為的に掘り込まれた穴全般を指します。今回発見した土坑の大部分は、お墓であったと考えられ、遺骨に供えられた銅銭(六文銭)や数珠の玉、かわらけ(素焼きの小皿)等が出土しました。
忠恩寺は天喜2年(1054)渋江兼重(しぶえかねしげ)の開基と伝えられ、本調査地点も、もともとは忠恩寺の寺域の一部であったと考えられます。
発掘調査の様子
かわらけ(素焼きの小皿)出土状況
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更新日:2023年01月31日