伝鎌倉街道中つ道沿いを調査しました!(赤砂利遺跡第12地点)

更新日:2023年01月31日

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 令和元年9月5日から25日までの約3週間、個人住宅の建設工事に先だち、赤砂利(あかっちゃり)遺跡(第12地点)の発掘調査を行いました。

所々穴に開いた発掘調査区の地面を全体が写るように上から撮影した写真

調査区全景

膝くらいの深さまで掘った穴に入りメジャーなどを使って調査をする2名の方の写真

発掘調査の様子

 赤砂利遺跡は下野田地区に所在し、過去の調査から縄文時代と中世を中心とした集落跡と考えられています。
 今回の調査では、縄文時代中期の土坑(どこう)から縄文土器がまとまって出土したほか、時期は定かではありませんが掘建柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)を1棟発見しました。
 調査地点の近隣には伝鎌倉街道中つ道(なかつみち)や中世寺院である大徳寺が位置しています。今回発見した建物跡も、中世に遡るものである可能性が考えられます。街道沿いに位置する建物であったのか、お寺の関連する施設であったのか、興味は尽きません。

土器が出土した部分を除いて長方形に掘られた穴の写真

土坑

掘られた穴から点々と散らばって出土した土器のかけらの写真

縄文土器の出土状況

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