ナイフ形石器が出土しました!(新屋敷遺跡第2地点)
令和元年7月23日から8月29日までの約1か月間、宅地造成工事に先だち、新屋敷(あらやしき)遺跡(第2地点)の発掘調査を行いました。
調査区全景
発掘作業の様子
新屋敷遺跡は、白岡地区に所在し、過去の調査では、平安時代の住居跡や近世の溝跡(みぞあと)などが発見されています。
今回の調査でも、近世の土坑(どこう)や溝跡、井戸跡などが認められました。
また、後世にかき混ぜられた土の中からではありますが、旧石器(先土器)時代(20,000年程前)のナイフ形石器が出土しました。出土した石器はフリント(燧石(ひうちいし))製のもので、ナイフの様な鋭利な刃がついています。
市内では、同時期の石器が散見され、柄を付け、他の小さな石片数個と組み合わせて槍として使われたものや、動物の解体に使われたと考えられる道具が見つかっています。
今回の調査で発見されたナイフ形石器も、白岡の台地を駆け巡った太古の狩人が残していったものではないでしょうか。
実測作業の様子

ナイフ形石器
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更新日:2023年01月31日