「八幡磯の谷」沿いの縄文時代集落跡を調査しました!(山遺跡第17地点)

更新日:2023年01月31日

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 令和4年1月12日から3月9日までの約3か月間、宅地造成工事に先だち、山(やま)遺跡(第17地点)の発掘調査を行いました。

住宅街の一角にある、地表面に複数の穴が開いている山遺跡の調査区域の写真

調査区南半部全景

遺跡の中のくぼみをメジャーで測量している2名の調査員の写真

発掘調査の様子

 山遺跡は白岡地区に所在し、過去の調査から縄文時代中期(約4,000年前)の住居跡(じゅうきょあと)が多数発見されるなど、同時期の大規模集落として把握されています。今回の調査地点は、遺跡の北部で「八幡磯の谷」と呼ばれる谷部に面した台地の縁辺付近に位置しており、調査では縄文時代中期の住居跡を5軒検出しました。2年前に北側隣接地である第13地点を調査したときにも、同時期の2軒の住居跡を検出しており、今回の調査成果と合わせて集落の広がりを確認することができました。
 住居跡の内1軒では、縄文土器の口縁部側を下にして、伏せた格好でそのまま出土する、いわゆる「伏甕(ふせがめ)」が認められました。

大小様々な大きさの穴が不規則に空いている調査区域の写真

住居跡

ひび割れた状態で住居跡から発掘された伏甕の写真

伏甕

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