台地縁辺の斜面沿いを調査しました!(中妻遺跡第29地点)

更新日:2023年01月31日

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 令和3年7月30日から8月6日までの約1週間、個人住宅建設工事に先だち、中妻(なかづま)遺跡(第29地点)の発掘調査を行いました。

土が掘り起こされ、遺跡の跡が形どられて、所々に大小の穴や溝がある中妻遺跡の写真

調査区全景

形どられた遺跡の跡に物差しなどを使い作業を行っている男性、図面のようなものを持っている女性、後方に光波測距儀が置いてある発掘調査の様子の写真

発掘調査の様子

 中妻遺跡は、篠津地区に所在し、過去の調査から、縄文時代から近世に至るまでの長期間にわたって営まれた集落跡と考えられています。
 今回の調査地点は、遺跡の西端にあたり、隣接地での過去の調査では奈良・平安時代(1,300~1,000年前)の住居跡等が発見されています。
 調査地点は、大宮台地の白岡支台の西斜面に位置しており、斜面の落ち際の部分まで溝跡(みぞあと)が延伸しているのが、今回の調査で確認することができました。溝跡内からは奈良・平安時代の土師器(はじき)の破片が出土しました。

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