縄文時代中期の住居跡を調査しました!(赤砂利遺跡第11地点)

更新日:2023年01月31日

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 平成28年8月8日から19日までの約2週間、個人住宅の建設工事に先だち、赤砂利(あかっちゃり)遺跡(第11地点)の発掘調査を行いました。

地面の表面が一段下がっている長方形の枠内に複数の穴などが開いているのが見える調査区全景の写真

調査区全景

4名の作業者の方が地面にしゃがみ込み作業を行っている写真

発掘調査の様子

 赤砂利遺跡は上野田地区に所在し、過去の調査から縄文時代と中世を中心とした集落跡と考えられています。
 今回の調査では、縄文時代中期の住居跡が発見されました。住居の中央部分には焼けた土が広がっている範囲が認められ、縄文時代の人々が火を使用した炉の跡と考えられます。
 また、住居跡の中からは縄文土器のほか、チャートや黒曜石(こくよせうせき)といった石材で作られた石鏃(せきぞく)が出土しました。石鏃とは矢の先端に取り付けられる狩猟用の道具です。

薄く四角く囲まれた枠内に丸い穴が数か所空いている住居跡の写真

住居跡

地面の表面に土器が一部出土している写真

住居の炉跡と出土土器

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